不機嫌なセア

 無限世界で二番目に美しい存在とされており、どこか不機嫌そうでありながらその不機嫌を払いたいと誰もが思いたくなる魅力を持つ聴色ゆるしいろ(※桃色じみた色)の髪をした女性で、無限世界イスターナルの至美の女性リリスの最も重要な娘であり、次の世界の存在であるともされている。

 氷の女王サーリャの物語や、ウロンダリア編の第四章の後日譚『月を呼ぶ前に』『月を喚ぶ』などに登場し、どうにも無限世界の様々な事情を知っているようにも、またダークスレイヤーをめぐる女性存在たちの黒幕のようにも見える動きをしている、謎の多い美女。

 『白い女』『蒼城三十柱の女神』『叛逆の十賢者』『眠り人』そしてウロンダリアの神々と親交があり、失われた世界ウル・インテスに新たな月を呼び戻す大いなる作業を取り仕切っているようにも見えたりと、その影響力は底が知れない。

 彼女は現在の無限世界の在り方と何か・・を深く嘆いており、それゆえに不機嫌さが消えないとされている。しかし、その嘆きは何者をも分け隔てしない大いなる慈愛の心ゆえとされており、その心に応じて現状の無限世界のありようを良く思っていない多くの上位存在たちも歩調を合わせているらしい。

※この項は加筆予定です。



 

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