古王国連合及び異端審問会
黄色い祭服の高官
古王国連合の会議で特に『キルシェイドの眠り人』を特に声高に非難していた老高官。祭服の色がどの国を意味しているのかはいずれ判明するだろう。
上級異端審問官クローヴァス・ダルム
儀鉞(※この物語ではヴァストと呼ばれる、異端審問官の権威の象徴である小型の銀製の両刃斧の事)を持てる立場の上級異端審問官。実直というよりは思考停止気味で出世してきた男。バゼルから謎の巻物を渡され、悪名高い銃士隊を率いてルインたちと対峙するが……。
上級異端審問官ゲイジ
通称は『悪食のゲイジ』。ケガや病気などで欠損箇所があったり、容姿がだいぶ損なわれている女性を拾い上げて教育しつつ、彼女たちから信頼や愛情を受け取っているという少し歪んだ男。この性癖の為に『悪食』と呼ばれている。背の高い巨漢でそのスキンヘッドは傷だらけだが、これはどこかの美女にやられたらしい。信奉している神は軍神バラン。
上級異端審問官バゼル
イシリア様式のドレスと多くの腕輪、刺青が特徴的な、鋏を獲物に扱う妖艶な女性。大変な大食いで、血の味から血脈を判別したり、亡霊のような青白い手を呼び出して操るなど謎が多い。しかしその正体は……。
カレン・ローヤー
特選退魔教導士『月花隊』の次席だった、少し人形めいた無機質さのある女性。なぜかシェアの事を嫌いつつつけ狙っており、三章ではついに激突する。退魔教会の二本に分離する仕掛け剣や投擲武器が得意で、樹上で蹴りの応酬なども見せた。
その高い運動能力は新王国でたまに見いだされる『月の花』と呼ばれる血脈で、厳密には人ではなく魔物に近いらしい。
エドワード・コッセル
特級退魔教導士にして、かつてのシェアの師匠。背の高い眼鏡または単眼鏡の紳士だが、筋骨隆々としており戦闘能力はかなり高いと思われる。高い知性を感じさせ、人を食った言動と物怖じしない様子から、その能力は底が知れない。
ダクサス
異端審問会の錬金術師であり、『黄金の血漿』を求めるマリス学派の人。不正な人体実験や解剖を繰り返していると噂されており、『血塗れの錬金術師』の二つ名がある。自分の求めるものに対して以外はあまり価値を認めないという偏狭な価値観を持っており、『古都の門』の隠されている不帰の地のギャレドの氏族たちを皆殺しにしようとしたのもこの男の発案。
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