無限世界の存在
夢魔の女王リリス
チェルシーたちリリムまたはリリンの母なる存在に該当し、『無限世界一の美女』とされ、または『名を消された最初の女』ではないか? という説もある。
今のところ妖艶で少し残念な美女の姿を取り、チェルシーとは虚実入り混じったやり取りをしているが、その本心は分からない。三章ではニスバという大きな闇の梟を従者として現れた。
不機嫌なセア
リリスの娘であり『無限世界二番目の美女』と名高い、聴色の髪の美女。透けそうな白いドレス姿に、『ルブラ・サの絞り』と呼ばれる無限世界原器の一つを手にする絶対者。その心は不機嫌そうでありながら表情は美しく、美醜その他の価値観に左右されず、何者も差別しない大きな慈愛の心を持っている。
名も無き思い人の君
ある人物の姿であり、夢幻時に存在する『夢の都イーストリエ』の主。リリスに揶揄された男性経験の話について、何か意味深な事を言っているが?
気の強いミルフィル
『白い女』の三女で、銀がかった白い髪にほぼ下着姿でユニコーンを駆る。好奇心旺盛でダークスレイヤーに関わっていくうちに、本来は欲望などを持たないはずなのに、ダークスレイヤーに対する興味が一定の線を越えかかっている。
白きアマルシア
『白い女』の二女で、どうやら『蒼い城』での出来事を書物にすべく書き続けているらしい。賢く無口で少し冷めている。ミルフィルの感情を知って驚く様子は非常にレアなもの。綿毛のように生命の原質を放つことが出来、失われた世界の復活にいつも忙しい。
マスティマ・ウンヴリエル
無限世界の中心『界央の地』に仕える世界の管理者であり破壊者。滅亡の一途をたどり様々な種族が混じってしまったウル・インテスから神々を消し去り、世界に滅亡の運命を伝えた神の悪徒。機械と男女が左右で分かたれ、青い炎の翼を持つ。
天から隕石を無数に呼び出すほどの絶対者だが、怒りに燃えるダークスレイヤーによって殺される。
嵐の古龍ダカルダース
この物語における『古龍』とは、世界の何度かの更新前の『竜の時代』から存在しているダギ(ドラゴン)の事を意味する。 ダカルダースは竜の言葉で『破壊的な大嵐』を意味し、自然の循環のゆがみをしばしば正す大嵐を起こす存在。 『白い女と嵐の古龍』というエピソードで初出で、現在はウロンダリアから遠く分かたれた古き民の地を護っているらしい。
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